2020.03.31
スクラム開発を取り入れて

■はじめに
こんにちは。エス・エム・エスキャリアプロダクト開発部の仁平と申します。
この記事では、自分の所属するweb開発チームで取り入れていたスクラム開発について書いてみました。
記事を読んでいただき弊社の開発の流れ、チームの雰囲気を知ってもらえたら幸いです!
■スクラム開発始動
2019年の6月に開発メンバーとスクラム研修を受けたことをきっかけに、
チーム内で開発のやり方を話し合い、本格的にweb開発チームでは、スクラム開発が始動しました。
■スクラム開発を取り入れた1週間
チーム内で開発のやり方を話し合った結果、金曜~月曜 で1スプリントとしてスクラム開発を進めていくことになりました。
・金曜(スプリントプランニング)
本スプリント(金曜~月曜)でやることを付箋へ張り出して、工数と担当を記載します。
取り組みたい案件はあるか、チーム内でペアで進めた方がいいか、など皆で話合いながら進めていきます。
・水曜(企画の方々とのスケジュール確認のMTG)
企画の方々とのスケジュール確認のMTGとなります。
現在のスプリントでの進捗状況、優先して進めてほしい案件などの共有は、このMTGで行われます。
エンジニア、企画の方々で共通のタスク管理ツール(trello)を使っているので常に進捗の把握はできるようになっています。
・木曜(プロダクトバックログリファインメント、スプリントレトロスペクティブ)
– プロダクトバックログリファインメント
企画から依頼された案件に対して、要件設計~ポインティング(見積)まで行います。
どのように実装したらいいのか、案件を進めるうえでわからないことはすべてこのプロダクトバックログリファインメントで潰すようにしております。
– スプリントレトロスペクティブ
特定のテーマに対して、KPT方式でメンバー全員で話し合いを行います。
テーマは、つど変わります。
実際のテーマ例)
・リファインメントに時間かかり過ぎな件を解消するには
・リファインメント前に内容確認するようにしてみてどうだったか
・毎朝のデイリースクラム
毎朝15分程度で、案件の進捗や気になっていること、困っていることをメンバー全員へ共有します。
困っているメンバーがいる場合には、解決案を共有しあったりしています。
■振り返り
・よかった点
– チーム内コミュニケーションが向上した
→ 毎週1時間のスプリントレトロスペクティブで雑談用のコーナーを取り入れたことでチームメンバーの相互理解が促進されました。
– チームで取り組んでいる感が出た
→ チーム全体でのMTGが増えたことで個人ではなく、チームで仕事をしていると感じるようになりました
・苦労していた点
– プロダクトバックログリファインメントがまとまらない
→ MTGで議論が活性化するがまとまりがつかなくなり、時間も長引く事態が多々起きた
→ チームメンバーを少なくしたことで解消された
→ 以下のテンプレートを作成し、このテンプレートを埋めるように意識したところまとまるようになった
– チーム編成
→ できるメンバーは、少ない説明で済むが、できないメンバーは、1から説明しないといけない。
→ できるメンバーに合わせると、できないメンバーの生産性がさらに低くなり、できないメンバーに合わせるとできるメンバーから不満が出るジレンマ..
– ポインティング(見積)が形だけになっている
→ 入力しているだけで使われていない..
→ なぜポインティング(見積)からずれたのかの議論までできていない..
→ 正確な実装完了日がわからない..
■総括
約半年間取り組んだ結果、スクラム開発はデメリットよりもメリットが多いと実感しております。
導入当初は、スクラム開発で必要な「スプリントプランニング」「プロダクトバックログリファインメント」「デイリースクラム」「スプリントレトロスペクティブ」
を行うことに慣れず、労力がかかりましたが、次第にスクラム開発というフレームワークに沿って仕事を進めることで、効率的に仕事が進められていると感じています。
苦労している点で上げた課題もいまだあるためこれからの試行錯誤は、必要だと感じております。
エス・エム・エスキャリアプロダクト開発部では、エンジニアを募集しております!
皆様のご応募お待ちしております!